2017年1月養鶏ビジネスの未来と株式会社イシイの取り組みについて


東京農業大学講義の内容です。2011年度より、東京農業大学の非常勤講師を務めていて、農学部農学科、畜産学科、バイオセラピー学科の2学年生に、数名の先生方と科目名「動物福祉」講義を行ってきています。

2015年に肉用原種鶏輸出国の英国・米国・フランスで発生した高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)により、ブロイラー業界は世界的に種鶏供給不足で混乱しました。2016年末にはHPAIは韓国で猛威を振るい、国内においても執筆時点で青森、新潟、北海道、宮崎、熊本で発生しています。HPAIの一日も早い収束と、被害に遭われた生産者の方々の一日も早い回復を祈っています。

さて、この小冊子で動物福祉(アニマルウェルフェア=AW)の実践の話をします。2016年11月9日開催の国家戦略特別区域諮問会議が獣医学部の新設を決めました。この会議では「国家戦略特区における追加の規制改革事項(案)について、先端ライフサイエンス研究や地域における感染症対策など、新たなニーズに対応する獣医学部の設置、人獣共通感染症を始め、家畜・食料等を通じた感染症の発生が国際的に拡大する中、創薬プロセスにおける多様な実験動物を用いた先端ライフサイエンス研究の推進や、地域での感染症に係る水際対策など、獣医師が新たに取り組むべき分野における具体的需要に対応するため、現在、広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に限り獣医学部の新設を可能とするための関係制度の改正を、直ちに行う」(出所:平成28年11月9日「国家戦略特別区域諮問会議」資料3)としています。近い将来、新設された獣医学部の教員数十人と卒業生百数十人が、養鶏業界のHPAIとAWに取り組んでくれることを願っています。

 

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2017年1月 養鶏ビジネスの未来と株式会社イシイの取り組みについて